249153 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

世界に一つだけのプリスクールを作ろう

世界に一つだけのプリスクールを作ろう

幸せな結末

社長さんに来ていただいて、私たち夫婦がいち「児童」の親としてどんなに大切に思ってここに通ってきていたかを一生懸命お話しして数日がたった。

その後どうやら「企業のトップ同士でもっと話した方がよい」ということで社長さんは夫の会社にもわざわざきてくださり、工場の会議室でももっと「どうしていったらいいか」について具体的なお話が行われ、会社としてもトップの人たちと夫が話し合った結果、一つの事業としてサポートしていくということは次世代育成(名古屋市もとってもすすめていますよね)に役立つことではないか。と前向きに準備が始まりそうだった。schoolmamaは祈る気持ちだった。


そして・・・・。さらに1週間くらいったときだろうか。「社長さん」から
1通のメールがとどいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とても傷ついた。

しばらく言葉がでなかった。むしろ喫茶店でのお話会いの時
「ぶっちゃけ 存続は全く無理です」とか「再開するとしたら全く違う
形かもしれないので、すっぱりあきらめてください」といわれたほうが
よかったかもしれない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とても傷ついた

ご体調の都合で今はお返事など業務が一切できない、といわれている
マネージャーさんとお話がしたいと心からおもった。
「本当はどう思っておられるのですか?」と
彼女がスタッフの先生達と提供してくださっていた暖かく心のこもった
家族のような信頼と教育保育を 信じたかった。


いくら眺めても変わることない「お買い得情報♪」のような数字が並んだ
そのメールを返信することなく閉じて、schoolmamaは悟った
schoolmamaとpapaの必死のお願いとご提案は社長さんにそのまま伝わらず
なぜだか業績動向のエクセル表に数字になって変換されて入力されようとしていることを。

メールを受け取る直前まで「なんとか 施設を今まで通り引き継いで存続することはできないか」といったことまでビルの管理会社さんと掛け合おうとしていたschoolpapaにmamaはいった

「あなた。私たちはお買い物交渉にいったんじゃないよね」

「もちろん。」

「残念だね」

「そうだな」もうそれ以上夫婦なので言わなくてもわかった。

私たちは、一つの結論に達した。

(全く交渉は相容れなかったとはいえ)
時間を割いて考えてくださった社長さんに感謝の意と・・・・
丁寧にお申し出をお断りするメールをpapaが送信した。

社長さんからは「そうですよね。そうですよね」というお返事?が
あり。以後は何もなかった。
(そのお返事がメールなのか電話なのかはschoolmamaは知らない。
その後はpapaだけがお返事をいただいたので)

私たちは閉園理由の説明としていただいた
本当に現場でマネージメントをする人がいなくて困っておられるということや、
事業として運営をしてくれることが必要だということなど。

継続困難な理由にたいして精一杯、サポートをしたいと申し出た。

私たちはもちろん無償でもいい。子供のためにこの場所を残し、頑張っている先生達を年末の寒空で路頭に迷わせたくない。
どうしても閉園するなら低空飛行でもいい、せめて子供達が次の学年に巣立つ
3月までつないで欲しい・・・。とお願いしたかったのです。

ロゴマークの著作やスクールの利権が欲しかったわけではないのです・・・。
わかってください・・・。


思わず情けなくて、どうすることもできない自分にふがいなくて
このところ泣いてばかりだけれどまた涙が・・・・・・
schoolpapaも がっくりしたようにいすに座り続けていました。

翌日 スクールにいって先生方にお話ししました
「何かできないかとおもい私たちなりにご提案しましたが、力及ばず
合意できる解決にいたりませんでした。ごめんなさい」

先生達は「いえいえ、こちらこそいろいろと考えてくださって・・」と声を
詰まらせておられました。

そのときです

「先生のお家なくなっちゃうの?なくなっちゃったら、大好きなTOYSもみんなごみしゅうしゅうしゃ(最近覚えたみたいです)がもっていっちゃうの?」

今までおもちゃ遊びをしていた4歳の息子the sonが言いました。

あまりにつらい、答える言葉が見つからない

「そうね、ママが 先生のお家 作ってあげられたらいいのに ごめんね」

息子がいった
「ママ じゃあ 作って。」

「え、無理だよ そんなの・・・」

「僕 一緒にやるから、パパ、ママ 先生のお家 楽しいお家 作れば
いいじゃない、お友達みんなくるよ。みんな嬉しいよ」

「・・・・・・・・・・・・」

“papa mama you can do it!”

「!」
“you can do it 、just try. 大丈夫だよ”

たった4歳 されど4歳。さっきまでは心のよりどころの大好きな「先生のお家」が
急に無くなってしまってなんて可愛そうな我が息子。と思っていた。

しかしそれは違った。かれは私たちが思っているより自分で考え、動きそして
何をしたらいいか、働きかけようとしているのだ。

son「mama 僕 ○君のお父さん(社長さん)にもお願いに行った。
やめないでください。ひどいですって」

mama「!!・・・・・そしたら?(おそるおそる)」

son「うん、ごめんな。っていってた。」

papa「で、the sonはどうしたの」

son「えーそんなこと言わないでお願いお願い!っていって何度も何度も
お願いした。」


mama papa「・・・・で 社長さんどういったの?」


son「うん、 やっぱりだめだ。っていったからだめじゃないよ。って
僕言ったあげた。だけど。だめだだめだ。っていうからさ。
もうっ。っていってぱっちんしておいた(たたいた?)」


mamapapa「!!!」


息子はへこたれてなかった。業務の合間にちょっとスクールに立ち寄った社長を捕まえてどうやら4歳児なりに直談判していたらしい(目撃者談)しかも
「だめっていったから ぱっちんして」やったらしい(すみません)

そしていま 両親を前に you can do it! といって説得しようと
している。

4歳にして自分の必要とするものを努力して守ろうとしている。

生まれたときから「自生力のある人間になって欲しい」と願っていた両親
だったが、息子の成長をみたような気持ちになった。

もうやるしかないな・・・。とmamaが思ったとき先にschoolpapaがいった

「やりますか。俺たちで」

賽は投げられた!もう迷う理由はどこにもない「幸せな結末」を
自分たちで作るのだ。











© Rakuten Group, Inc.